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顧客の怒りを一瞬で鎮める聴き方のコツNo.15

2019年08月07日コールセンター応対力 コラム顧客の怒りを一瞬で鎮める聴き方

コールセンタークレーム対応研修

15.怒っている相手から事情を尋ねる

「先日そちらに伺ったんですが、あんな目に遭わされるなんて。こちらは両親もつれて記念日で美味しいものを食べようと予約して伺ったのにひどいじゃないですか」

もしあなたが、このレストランの従業員で開口一番こう言われたら何と言いますか?どんな目に遭わされたのだろうか?ひどいって何が起こったのか?両親もつれての記念日とは何か?頭の中は「?」でいっぱいになるでしょう。相手が怒っていると質問できない空気を感じ、曖昧なまま話を終わらせることはないでしょうか?

曖昧な状況では適切な判断はできません。怒り、感情的になっている人の話は支離滅裂になっていることもあります。もっとたくさんの情報をもらう必要があります。情報(ピース)を怒っている相手から集め、ジクソーパズルを完成させることが、怒りの全体像を知ることにつながるのです。そのテクニックが、相手への尋ね方です。

まず、雰囲気にのまれないために、前置きの言葉をプラスしてください。

「いくつかご質問しても(伺っても)よろしいでしょうか」と

その上で尋ねていきます。お友達に言われたら、「えっ何があったの?」と尋ねるでしょう。それと同じです。事情がさっぱり掴めない場合には、次の言葉で相手に多くの情報をもらいましょう。

「どのようなご事情かお聞かせいただけませんか」

■話の事情を詳しく聞きたい場合

種類 説明 使用会話例
オープンクエスチョン 相手の考え・状況など、広く聞きたい場合に用いる。答えはひとつではない 状況をお聞かせいただけますか
何か理由がおありですか
どのように対処したらよいですか

これらの尋ね方を「オープン・クェスチョン」と言います。たとえば、「あなたの好きな果物は何ですか」と尋ねた時、回答で何が返ってくるかは分かりません。相手にたくさん話してもらいたい時には使います。

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