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顧客の怒りを一瞬で鎮める聴き方のコツNo.10

2019年08月07日コールセンター応対力 コラム顧客の怒りを一瞬で鎮める聴き方

10.3cmの目玉おやじにイメージする

いつも驚くことがあります。
お客様に戦いを挑むような話し方になっている応対を聞き、実際にお会いすると、とてもかわいらしいお嬢さんだったりします。見た目と音声にギャップがあるのです。
話を聞いてみると、一様に皆口をそろえて言うのが「怖い」と言う言葉です。お客様から怒鳴られると頭が真っ白になり、言葉が出てこなくなり、動悸が激しくなると言います。アドレナリンが出ている状態ですね。感情がコントロールできなくなると、応対も上手くいきません。お客様の怒りに巻き込まれないように平常心を保つことが大切なのです。

では、どのようにすれば平常心になれるのでしょうか?

怒っている相手を、3cmの目玉おやじにしてみましょう。
冗談に聞こえるかもしれませんが、私はかなり本気です。

まずはその怒っている相手の状態を鮮明に思い出してもらう事からスタートします。
洋服、髪型、カバン、靴、どこにいるのか、声は、大きさは、言い方は・・・・すると、どんどん顔が歪んで嫌な思いを味わっているようです。

鮮明に思い出せたら、「手のひらを出して」と伝えます。
そして、その鮮明にイメージした「怒っている相手が3cmの目玉おやじになりました」と言って手のひらに載せてあげます。「あなたの手の平の上にいて、なんか言っているみたいですけど、聞こえる」?というと、「なんかキィキィ言っててカワイイ~」と笑顔になります。

相手の怒りに巻き込まれて感情のコントロールが利かなくなっている人には有効な方法です。怒っている相手そのものを、自分よりも小さく可愛らしい存在にすることで、心に余裕が生まれ、相手の話を聞くことができるからです。

これはNLP(神経言語プログラミング)という脳の特徴を生かしたコミュニケーションプログラムの中の「サブモダリティの変換」という学びです。苦手なものをそのまま苦手にするのではなく、苦手なもののイメージを自分なりに変換することで苦手意識を克服することができます。

苦手なことや嫌いなものを目にしたときのあなた自身の姿って見たことありますか?
かなり嫌そうな表情や声を出していることが多く、それは相手に十分に伝わっているのです。だからこそ、自分が平常心でいられるようイメージ変換力をつけることをお勧めしたいのです。

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